総二階のローコスト住宅の間取り

参考のプランは36坪4LDKの総二階の間取りです。

ローコスト住宅の多くは総二階というスタイル。

建物をコスト重視で二階に積み上げると
正方形に方眼紙のグリッドに沿った間取りを
1階と2階に積み上げていくのが合理的です。

原価を下げようとして合理的な形状になったのは
悪いことではありません。

複雑になればそれだけの技術と構造計算
雨漏りに対するおさまりも重要になってきます。

最近の気候は特にゲリラ豪雨を代表するように
雨に対して、風雨に対しての対応が必要な状態。

今までになかったような雨量を観測しています。
そのような気象に備えた場合、
できるだけ屋根形状が複雑にならない平面形状。
間取りを作るのが大事になってきます。

ローコスト化=粗悪な家ではなく
ローコスト化=合理的で安全な形状
でもあるのです。

30坪4LDKの納戸のあるローコスト住宅の間取り

参考のプランは30坪4LDKのローコスト住宅の間取りです。

ローコスト住宅の多くは家自体の大きさを抑えて
28坪~34坪ぐらいに抑えることで建物の予算を抑えています。

そうすると部屋数が減ったり収納スペースが減ったりします。
いかに収納を減らさずに間取りして
ローコスト住宅にして行くかがカギになってきますね。

参考の間取りではリビングダイニングキッチンに
畳コーナーを開放することでリビングを大きく感じさせています。

実際は16畳のリビングダイニングのスペースでも
+4畳の畳コーナーが隣接することで
20畳のりニングダイニングキッチンに見せることができるのです。

そのおかげでキッチン背面に3畳の収納スペースを作ることができました。

2階も15坪のスペースに洗面脱衣室とお風呂を設けて
寝室、洋室が二室ある間取りを実現して
部屋数の確保された間取りにしています。

コストを下げたいのに部屋の大きさを広く要望する場合
何かしら使用を下げるなどの工夫も必要になってきます。

極限までコストを下げようと思うと部屋の大きさも最低限に
最初から設定しておいた方が実現性があります。

26坪2LDKのローコスト住宅の間取り例

参考のプランは26坪2LDKのローコスト住宅の間取りです。

2階リビングのプランで洗面脱衣室と浴室も2階にあります。
キッチンから近い距離になるので家事動線もコンパクトになります。

リビングダイニングキッチンからは南の景色が見えるようになり
遠くの景色を眺めながら暮らす家になります。

景色が楽しめないような敷地でも
2階リビングは明るい部屋になり快適なスペースになります。

1階は寝るだけの部屋、勉強する個室であれば
南からの強い日差しを期待しなくてもよいと言う考え方もあります。

また、2階リビングは天井を屋根なりに高くすることができます。
勾配天井と呼ばれるもので上に部屋がないときにだけ
実現可能な間取りです。

インテリア雑誌に出てくるような内観が期待できます。

玄関には土間収納付き、寝室にはウォークインクロゼット
キッチンにはパントリー収納があり
収納量にも配慮した間取りになっています。

夫婦2人子供一人の想定ですが
子供が二人の場合夫婦の部屋を6畳に移動しても良いでしょう。

ローコスト住宅 ブログ

ローコスト住宅専門に間取りをアップするブログです。

今回の参考のプランは42坪5LDKの部屋数の多い間取り。
ローコスト住宅の間取りです。

北玄関で北道路の想定で3間間口の細長いプラン。
3間間口の間取りは7mぐらいの細長い間口にも収まります。

北道路は南道路よりも相場が低いことが多いので
同じエリアであれば買いやすい可能性があります。

プランのリビングダイニングは24畳と広く
とてもローコストとは覆えない広さですが
建物が長方形ということで無理のないプランです。

和室は玄関からもリビングからも入れるプランで
リビング側の引き戸は解放できるようになります。

リビングには学習コーナーカウンターがあり
パソコンコーナーや家事コーナーとしても利用できます。

2階の部屋は4部屋で寝室は8畳でウォークインクロゼット3畳
寝室を南に配置したのは物干しテラスへ出やすくしたためで
子供部屋になる洋室を通るのが問題なければ
洋室2部屋を南に入れ替えてもよいでしょう。

二階には洗面スペースもあり二か所で朝の身支度ができるので
多人数の家族でも使えるローコスト住宅の間取りなのです。

36坪4LDKローコスト住宅の間取り

ローコスト住宅で気を付けたいのが極端に収納を減らしてしまうこと

家を建てた後になっては収納を増やすことはできないですから
あらかじめ納戸などの物置スペースはある程度確保しなければなりません。

玄関ホールには土間収納があると便利です。
靴や靴の箱だけでなく、ベビーカーやゴルフバックなど
スポーツ用品を入れることもできます。

一輪車など子供の学校で使うグッズも増えるのです。

そして玄関ホールのコートかけになるクロゼットも便利
普段使いだけでなく、来客時にもコートをかける場所は必要です。

パントリー収納、キッチンのバック収納以外に
買い置きしてある食品や非常食、ホットプレートなど家電もいれます。

寝室のウォークインクロゼット
これはもはや定番になりつつありますが箪笥も入れられる
大きなウォークインクロゼットで使い勝手が良いです。

小屋裏収納、屋根裏収納、ロフト収納と呼ばれるスペースは
家の大きさや坪数に影響せず増やせる収納です。

ローコスト住宅で収納を増やすなら
ロフト収納はかなり現実的なアイテムになります。

ローコスト住宅は手抜き住宅なのか?

ローコスト住宅の間取りを依頼されることがあります。
分譲住宅などの仕事です。

一般的にローコスト住宅ですから安いのでなにかあるのではないか
手抜きや品質を落としているのではないかと思いがちです。

実際は違います。

設計者としてメーカーさんとの打ち合わせに参加すると
いかに顧客の要望に応えてそれを買いやすい価格で提供するか?
そこにしのぎを削っているのです。

ハウスメーカーは競争相手がいます。
そこに競争に勝つにはより安くより品質を高くしないと生き残れません。

思っている以上に熾烈な競争にさらされ
口コミ情報もすぐネットに公開される時代ですから
ごまかして会社を存続できるほど甘くはないのです。

ですから、低価格帯のローコスト住宅ほど
競争にさらされていてお得になっているのです。

ハウスメーカーさんと打ち合わせすると思うこと
難しすぎるけどやりがいはある。

建築家では到底解決できない低価格で魅力的な住宅を
日々研究して会議して作っているのが本当の舞台裏の話です。

ローコスト住宅の窓とドア

ローコスト住宅を作るときの現実問題があります。

ドアや窓はつけなければいけないと言うことです。

ドア1箇所5万円、サッシ5万円~15万円と言われても
なくすることはできないし、減らすことで不都合もおきます。

必要なドアと窓はつけなければいけないと言うこと

ここで、外部サッシでローコスト化することで大事な点があります。
企画寸法の国産サッシを使うということ。

サッシには特注寸法ときまった寸法があります。
特注でなければ安くなるのです。
ですから企画寸法をつかった間取りにするとコストダウンができます。

複層ガラス、一般的にはペアガラスとか呼ばれますが、
空気層のある2枚ガラスの仕様はいまでは一般的なので
なくする必要はないでしょう。

内部建具、ドアですが、国産メーカーのドアで
工務店やメーカーの仕入れの安い商品がオススメ。

製品の精度もよく、後々トラブルがないからです。

ネットで安い輸入ドアを見かけますが
これは取り付け代金が高くなったり、
あとあと不都合が起きる可能性があります。

製品の精度が悪いため、トラブルが多いのです。

35坪5LDKローコスト住宅の間取りのつくりかた

細長い敷地の分譲地が買いやすい価格で売られている場合
どうしても間口にあわせた細い住宅になります。

細い敷地に当てはめたプランさえできれば
土地と建物でコストを抑えた家にできる。

ローコスト住宅を作ることが可能になります。

その上で部屋数を最大限にとってリビングも
ダイニングキッチンも広くしたい。

その場合は極力廊下の少ないプランを作ることになります。
廊下が少ない分だけ部屋の広さを大きくできるし
収納も確保できるのです。

玄関からの廊下のないプランとすることで
コストのかからない間取りにしていること

リビング階段で廊下をなくすることで
ローコスト住宅のプランを実現しています。

2階の南側の洋室はあとから仕切れるようにして
当初は12畳の大きな部屋にして寝室に使います。

子供が10歳くらいになるまで大きな12畳の寝室で寝れる
川の字で寝るというのもあとから懐かしい思い出になるでしょう。

ローコスト住宅が良い理由

ローコスト住宅の間取りは建築費用が安くなるだけでなく
合理的に作ることによって
さらに良いことはたくさんあるのです。

例えばこちらの間取りのように真四角で構造的に安定
均等に力が拡散するので強い建物になります。

そして屋根形状がシンプルになるので
雨漏りのリスクが最大に減っていきます。

そして張り欠けがないので風水や家相的にも
とても良い間取りになっていくのです。

32坪と小さい多いさながら4部屋と
大きな20畳のリビングダイニングキッチン

洗面脱衣室への家事動線もコンパクトにまとめられ
リビング階段で2階に移動するので
家族のコミュニケーションも良好に保たれます。

収納もシューズクロークや階段下を利用して
ロフト収納も設ければ収納量はさらにアップします。

ローコスト住宅の間取り5LDK

参考の間取りは31坪5LDK北玄関のローコスト住宅です。

ローコスト住宅を建てるときには土地探しも重要な要素

南入り南道路、南玄関で安い土地があればよいのですが、
建物の南側が開けていて明るい土地は同じエリアであれば相場が高いです。

どちらかというと北道路のほうが安く手に入れることができるので
南道路にこだわらずに北道路で探すのも手です。

また、狭小の間口、細長い土地も不人気なので
安く手に入る場合があります。

三角形の土地や旗地なども正方形や長方形と比較すると
坪単価が安い土地を探すことができる可能性があります。

部屋数をできるだけ多くしながら坪数を減らし
安い土地に建てることができれば
希望のエリアで新築することが可能になります。




プロフィール

一級建築士、注文住宅、分譲住宅など住宅の設計を多数手がける。リアルな現場の現状を取り入れて住宅設計に生かす。